中辺路町兵生〈3〉松若と杉

兵生の取材に同行したひろのさんが、松若の絵を描いてくれました。松若が腰掛けている石組みは、カマドの跡。おそらく数十年前まで家が建っていたはずですが、今は植林された杉に埋もれています。この絵を見ていると、塩をもらいに里へおりて来た松若が、途方に暮れているようにも見えるのです。

里のみち 消えた里の物語 中辺路町兵生〈3〉

投稿日:2013年7月2日
カテゴリー:中辺路町 兵生
文:ひろのみずえ