⑫ 色修正の巻

と、いう経緯で再びの京都なのだが、またしてもサンエムさんがさくっと更新されていた。
はやい!

1冊の写真集が完成するまで③

さすが。
同じ話になるので書かなくてもいいような気もするが、私はこのブログ合戦を「冷静と情熱の間」みたいだなと思って密かに楽しんでいるので最後まで書きます。(「冷静と情熱の間」とは交互連載の形で書き上げられた恋愛小説で、映画にもなったやつです)

その日、サンエムカラーさんの校正室にて。

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前川さんが机の上に印刷した紙を広げ、色を正確にチェックするための標準光をつけた。
「あ、はじめて電気がついた」と、まずは喜んで記念撮影をする。

dav

数ヶ月前に初めてここを訪れた時のことをふと思い出す。何を質問していいのかもわからないような状況から、よくぞここまでたどり着けたという思いと、意外と順調に来たかもという思いが交錯する。おかげさまで、ゴールが見えてきた。

まず、我々がこだわっていた「フンドシの透け感」について。
送ってくださったテスト校正の紙では見えていなかったフンドシが、本番の紙ではええ感じで透けている。「透けてますねっ!」であっけなく一件落着。

いや、本当はもっといろいろと詳しい話も伺ったのだが、印刷は奥が深すぎて文章にまとめられない。(私もサンエムさんのブログを読んで勉強している次第です)

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dav

照井さんがじっくり色修正をして、次はいよいよ印刷の立ち会いである。
サンエムさんに伺うたびにいろいろと疑問が溶けてゆくので、「勉強になりますね」と話しながらいつものように帰路につく。

印刷の立ち会い、わくわくする。
って、明日なんですけどね。今から出張の準備します。

 

投稿日:2017年9月14日
カテゴリー:みちとおと取材記熊野を編む
文:北浦雅子